フォルスクラブやビットコインは流出の心配はないのか
By Jh7zxGSF
Trelloに見る個人情報流出の懸念
Trelloは企業の生産性を向上させるサービスとして導入事例が増えていましたが、先日報道された個人情報が流出したという出来事が衝撃を与えました。
通常は公開と非公開を選択できましたが、システム側の不備で全てが公開設定になってしまい、氏名や住所などのテキスト情報だけではなく運転免許証などの本人確認書類などの個人情報が、世界中から閲覧できる状態になってしまいました。本人がフォルスクラブのプレイ歴を記載していたら、それも公開されてしまっていたかもしれません。
特に多くの企業の人事部が採用者を検討するために、提出された履歴書や本人確認書類をスキャンしてTrelloに保存していたケースが多く、その人物の将来に大きく関わるセンシティブな情報が数多く含まれていたことから、フォルスクラブの受講生の間でも今後の推移を懸念する方が増えています。
ビットコインの流出の懸念とブロックチェーン
個人情報が流出した時には模倣犯や愉快犯が現れるケースも多く、ビットコインも同じように流出してしまうのではないかと懸念されます。
しかし、ビットコインはブロックチェーン技術により守られているため、Trelloのようなシステム側の不具合で流出する可能性は極めて低いと言えます。
ブロックチェーンとはデータが暗号化されてから分散化され、自身の保有しているビットコインを売買したり、ウォレットに移動する時に自分しか知らないパスワードを入力することではじめて復元されるという仕組みです。
ビットコインの管理者さえもその分散化されたデータがどこにあるのか、パスワードはどんな文字列なのかを知る術は無いシステムになっています。
その一方で、もしもパスワードを忘れてしまった場合は、管理者に問い合わせても復元することは不可能なため、忘れないように細心の注意が必要です。
フォルスクラブでは個人情報流出は無いのか
これまでの話を聞いてみるとフォルスクラブの講座を受講している方は、個人情報が流出することは無いのかと心配になってしまうこともあります。
しかし、これまでフォルスクラブでは個人情報が流出した事例は報告されていません。
フォルスクラブの公式ウェブサイトに記載されている利用規約でも個人情報保護法を遵守することが明記されているのはもちろんのこと、SSLサーバー証明書が導入されているので安心です。
SSLサーバー証明書とは認証局が運営者が実在していること示すだけではなく、データの送受信に暗号化が行われるという仕組みです。
申し込み時に入力する氏名や住所、支払いに使用するクレジットカードの番号などは暗号化されて保存され、万が一データが流出することがあったとしても復元は極めて困難です。
また、講座のカリキュラムの進行状況や成績などのデータも当然暗号化して保存されており、プライバシーも守られます。
Trelloと大きく異なるフォルスクラブとビットコインの仕組み
以上のことから分かるように、Trelloでの個人情報流出のように一切の暗号化もされず大切な個人情報が世界中に公開されてしまった一方で、フォルスクラブやビットコインは強固な暗号化が施されているのが大きな違いです。
したがって、Trelloのように生データーがそのまま流出することは考えにくいというのが実態です。
しかし、ハッキングの技術は日進月歩で、現在は安全でもいつか暗号化されたデータを復元できる技術が登場しないとも限りません。
そのため、フォルスクラブやビットコインを利用しているユーザーは、定期的にパスワードを変更するのがおすすめです。